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白毛の馬

【二次創作SS】【黎翔×夕鈴】【原作寄り】
・一般的に白い馬は「月毛」などで表現されていますけれど
ここでは分かりやすく「白毛」で表現しています。

-*-*-*-*-*

 紅珠とのお茶会の時はよく紅珠が書いた物語の話になる事が多い
けれど、今日は異国の物語内容を説明された。
一国の王子が白い馬に乗って伴侶を迎えにいくという内容で

「お妃様が陛下と馬に乗っていたら
きっと素晴らしくいい絵になりますわ」

そう言われて顔がすごく赤くなった。こういう時、団扇は便利
紅珠が帰った後まだ時間があったから侍女さん達と一緒に散歩に
行くことにした。

いつものように庭を散歩していたら遠くで陛下が青毛の馬に乗って
庭を走っていた。そのうち私に気が付いたらしい陛下はこっちに来て
私の近くで止まると「我が妃は何をしている?」と声をかけられた

「あ… いえ… 散歩を…」
すると陛下は「一緒に乗る?」と私に聞いて馬から降りてきた

「あの… 私、馬に乗ったことありませんから…」

馬から降りた陛下はニッコリ笑いながら
「大丈夫、僕と一緒だからね?」と耳元で囁き否と言えない状況を
作り出してくれた。「は、はいではお願いします…」と言うと
近くにいた兵士さんに「踏み台を持て」と指示をだす。
台が用意され陛下が私に手を差し出してくるけど、どうすればいいのか
分からずに困っていたら、片腕でいとも簡単に抱き上げられた。
少し怖くてちょっとの時間、目を瞑っていて目を開けたら既にそこは
馬の上で陛下に膝抱っこされているような体勢になった。

人前でこの抱かれ方は恥ずかしい…

「妃と二人で庭園を散歩してくる。しばしそこで待て」

馬が歩き出すと揺れが怖くて陛下の胸に顔を埋め、抱きついていた

「夕鈴と一緒に馬に乗るのもいいね。君から抱きついてきてくれるし」
「とっても怖いんです!」
「大丈夫だよ。僕がしっかり支えているから」

陛下は馬に乗ってから片手で手綱を持ち、もう一方の手は私の背中に
添えていてくれて落ちないように気を配ってくれているけれど
それでも怖いものは怖い

やがて馬が止まると声をかけられた。

「見て、視点が高いから庭が何時もの庭とは違う感じでしょ?」

おそるおそる視界を外に向けると庭園の池がいつもより大きく見え
水がキラキラと光を反射していた

「綺麗… ですね」
「うん、これを見せたかったんだ」
「陛下ありがとうございます。嬉しいです」
「じゃあゆっくり戻ろう」

庭園をゆっくり一周して馬に乗った所に戻ってくると先に陛下が降りて
おいでと手を差し出してくれた。乗ったときも怖かったけれど降りるのも
怖かったから陛下に向かって飛び降りるように降りた。
陛下は難なく私を受け止めてくれて、それが嬉しかったから
そのまま陛下にしがみついていた

「妃を部屋まで送る、あとは頼んだぞ」
「はっ」

部屋に戻って床に下ろしてもらって顔を団扇で隠しながら言ってみた

「陛下は青毛の馬に乗っていても絵になりますね」

その言葉を聞いて不思議そうな顔をしていたけれど
陛下は褒められたと捉えてくれた見たいで

「それはどうも、お嫁さん」

そう言うとキスを一つ残して戻って行った





その後の陛下と李順さん
「ねえりじゅーん、僕の馬、白毛の馬に換えたい」
「白毛ですか!? だめです! 高いんです白毛は!」
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