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こんな出会いも

【二次SS】
・原作にない二人の出会いを文章にしてみました

-*-*-*-*-*

 ある日やってもやっても終わらない書類仕事に嫌気がさして
1人で下町をフラフラと歩いていた
お忍びでくると下町の様子がよく分かる。昼間から酒を飲んでいる人
忙しそうに店で客を呼び込む人、子どもをあやしながら買い物を
している女性・・・。
下町はいつも活気で溢れていて数年前まで内乱が起こっていたとは
まったくわからない賑わいだった。

 適当に屋台で食べ物を買い口に運ぶ。
普段食べられない暖かい物はそれだけでとても美味しい。
肉まんをほおばりながらプラプラと歩くといつの間にか
川のほとりに来ていた。ほとりに腰を下ろして川を眺めていると
目の前をふわりとした栗毛と透き通る歌が通り過ぎて行った

 栗毛の持ち主はどうやら近くの家に届け物をしにきたらしい
重そうな荷物を持っているのにまったくそれを感じさせない
笑いながらクルクルとよく動くその子に目が放せない
普段、猫をかぶって着飾り媚を得ようとする女しか見て
こなかったからよく動き回るその女の子はどこの貴族の子女よりも
可憐に見えた。心臓がトクンと跳ねる感覚を始めて味わった
思わず遠くからじっと見ていると不意に声をかけられる

「陛下、こちらでしたか」
馬の上で眼鏡をくいっとあげながら言う
降りてくると略式な礼をとり話を続けた

「陛下どうされましたか?」
「いや、なんでもない。お前も馬に乗れるのかと関心してた所だ」
「貴方の側近でいるにはこれくらい出来なきゃ勤まらないんです」

栗毛の女の子を見つめているのに気が付いた李順は
「気に入りましたか? 後宮に召しましょうか?」と言う
「ふん、そんな事したら周りに示しがつかん」

そう、一目見て気に入ったからと言ってその度に女性を後宮に
入れていればそれは兄と同じ事をする事になる。

「李順、いい事を思いついた。縁談よけの花嫁を雇おう」
「縁談よけ・・・ですか、それもいいですね。最近縁談も断りづらく
なってきたんですよ。でも人選はかなり慎重にしなければなりませんね」
「家の確執だなんだと面倒だからな」
「貴族ですと刺客に怪我をさせられた場合なにかと面倒ですしね」

珍しく側近が乗り気だ。

「おい、調べろ」
近くにいるであろう隠密に声をかけると「御意」と声がする
栗毛の女の子から虹の橋が架かっているような幻覚をみた

 数日後、隠密からの報告を李順が読み上げる
「名前は『汀 夕鈴』下級役人の娘で家族は父と弟の3人
弟は学問所に通っていて経済状態はあまりよくないようです」
「ふうん・・・」
「周りからはそれなりに評判がよく、働き者のようですから
適任といえば適任でしょう。いかがされますか?」
「話を進めろ」

そう言って政務室を後にした





すれ違う願いで浩大は「王都の外れの川のほとり」と言っていますが
それだけでなぜ陛下が場所がわかったのか原作で陛下と夕鈴の初対面は
王宮なわけですが夕鈴が知らない出会いがあってもいいよなと思ってたら
出来上がったSSです。

夕鈴がバイトする事になったのって書かれていない裏がある気がします。
本当はもっと後に公開する予定だったのですが「赤い花の思い」の後書きで
李順さんのセリフがーって言ったので公開しました
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