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雨のち晴れ 3

【二次SS】【黎翔×夕鈴】【原作寄り】
・夕鈴はバイト終了間近です
・陛下は相変わらず壊れたままです。かっこいい陛下じゃなきゃいや!
という方は回れ右でお願いします。

ではどうぞ



-*-*-*-*-*

交渉がすこしこじれ帰国予定が少し延びた
最終日の宴、妃が姿を現さない事に疑問を持つ者もいたが
体調不良だと押し通した。そして使者達は次の日帰国の途へとついた

夕鈴がいなくなってからすでに7日が経過していた
使者達は帰国したが捜索に行くにはまだ準備ができていない
と言われイライラしながら準備ができるのを書簡と格闘しながら待った
最後の書簡を机に置き李順をにらむ


「李順・・・ これで文句はないな・・・・」
「はい、お疲れ様でした」

どこまでも仕事第一な側近はしれっと言葉を返してくる
その言葉を聞いて政務室を後にした

「まったく・・・普段もこのスピードで仕事をしていただければ・・・」


王宮から馬を飛ばした
後ろに将軍やら兵士やらが付いてきていたような気がしたが
姿が見えないので気のせいだろう

夕鈴が居なくなったという川のほとりに付くと浩大があらわれた
「陛下・・・ごめん・・・」
「報告を」
「お妃ちゃんはここで昼の休憩をしていた時、川に向かって
歩いていってそのまま川に落ちた。俺はその時お客さんの相手
あわてて追いかけたけどこの先に滝があって見失った
周辺の森はここ1週間ですべて捜索済みデス」
「・・・・ほう、川に落ちたならする事はひとつしかないな? 浩大?」
「え・・・・まさか・・・」
青い顔の浩大をにらみつけた後、川に飛びこんだ
「え゛ー! 陛下マジかよー!!」

川に飛びこみわざと滝から下に落ちる
滝の長さにしては滝つぼは予想より深かった
川岸に上がると浩大が追いついてきていた

「へーかー、必死なのは分かるけどそういう事やめてよね
何かあったら李順さんから小言もらうのは俺なんスから」

無視して服を脱ぎ服を絞って再び着て下流へと歩き出す
おりしも季節は夏、服はすぐに乾いた

周辺を浩大と念入りに捜索しながら川岸を下っていく
途中再び滝があった
「また滝か・・・」
「まさかまた飛び込むとか言わないデスよね?」
「夕鈴はそこまで無茶はしないだろう・・・」
「屋根には上りますけどネ」

その時の事を思い出して思わずクスリと笑った

「・・・まったく狼陛下と言われたはずの人がすっかり丸くなったよね・・・」
浩大はこっそりつぶやいた


今度は森の中を捜索する
獣道には木漏れ日があふれ幻想的な世界が広がっていた
この森はそんなに広くない。なのに見つからない原因は二つ
誰かに攫われたか捜索隊の職務怠慢か・・・
後者である事を願いながら森の奥へ奥へと歩く


日が傾いてきた頃風景に違和感があった
「へいか、どーしたのー?」
木の上から浩大が下りてきて問いかける
「浩大、この辺りに夕鈴がいた形跡がある」
「え゛」
「この木の枝・・・ 切られてそんなに時間が経っていない
木には実が生っているのにこの枝には実が
一つも付いていない所を見ると・・・」

二人の間に一瞬の沈黙が流れる

「探せ!」
「ほいよ!!」

浩大が駆け出すと同時に周辺に神経を研ぎ澄ました
よく見ると地面に足跡がある
祈るような気持ちでそれを追いかけていくと
大樹の下に穴があいていてそこには捜し求めていた人の姿があった・・・


―――夕鈴!!!




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