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七色の想い

【二次創作SS】【黎翔×夕鈴】【現代パラレル】

・二人は同じ会社の同僚(黎翔さん部長、夕鈴平社員)です

-*-*-*-*-*

 日曜日、一週間で溜まってしまった仕事を片付けて家に向かっていた
外は雨が降っていて、街の中は色とりどりの傘で華やかな色彩が広がっていた。
一昔前の自分ならそんな事気にしなかったのにと少し笑いながらタクシーを降り
足早にマンションのエントランスへと入って行った。

目的の階について玄関のインターフォンを押す。鍵は持っている
扉の鍵も開いている。でもわざわざインターフォンを押すのには
理由があった。

「部長、お帰りなさい」
「ただいま、夕鈴」

そう言って玄関で荷物を受け取ってもらいながら貰う笑顔がとても
好きでわざとインターフォンを鳴らす。リビングに行ってソファーに
座って一息つくと何も言わないで温かい飲み物が出てきた

「どうぞ、ナツメ茶です」
「うん、ありがとう」

このお茶はまろやかな自然な甘みを感じるお茶。
今みたいなちょっと疲れた午後に飲むのが丁度いい
ほっと一安心すると自然に体がソファーに沈んでいく
微かに香るナツメ茶がそっと眠りを誘っていた。
かけたままの眼鏡手に持ったままの重い本も気にならずに夢の世界と旅立った。


 午後、部長が少し疲れて帰ってきたからナツメ茶を進めた。
それを飲むと部長は本を読んでいる途中で眠ってしまっていたから
そっと本と眼鏡を取ってテーブルの上に置くと薄い毛布を掛ける
外は雨、洗濯物の部屋干しで湿気が凄いから冷房をつけていた
そのままだときっと風邪を引いてしまう。毛布を掛けてあげて
こっそり頬にキスをすると「んっ…」なんて言ってもぞもぞと動く
そんな仕草が可愛かった。
イタズラをしても目を覚ます様子はない。そのまま眠らせてあげよう。


生乾きのワイシャツにアイロンをかける事にした。アイロンが終わって
時計を見るとそろそろ夕飯の仕度を始めなくちゃいけない時間
部長はまだ夢の中、起きる気配はない。
部長が目覚めるまでに夕飯の仕度を終わらせようとキッチンに向かった。


 ふと気が付けば時計は7時、慌てて起きると夕鈴が傍で腰掛けていた
「部長、お目覚めになりましたか? 夕飯できていますよ?」

そうニッコリ笑う夕鈴を見てちょっと罪悪感を感じた
「ごめんね、折角の日曜日だったのに」
「いいえ、部長の寝顔が明るい所で見られて幸せでした」

何となく恥ずかしくて自分の頭をポリポリとかいた
そんな自分をみて夕鈴は夕飯の仕度に戻る。
いい匂いがしてきたけれど自分は毛布を寝室まで戻しに行った。


 今日の夕飯は、豚肉と筍、きのこそれに赤と黄色のピーマン、玉ねぎ
パインを入れた酢豚に鳥肉、きゅうり、レタスとトマトそれに葱を散らした
棒々鶏。豆苗と椎茸の中華スープ。

一般的な家庭料理を美味しいと言って残さず食べてくれるそんな部長が大好き


「ねえ夕鈴今度の休み、時間が取れたらどこか出かけない?」
「それもいいですね、何処に行きましょうか?」
「夕鈴が行きたいところでいいよ? 考えておいて?」
「はい、分かりました二人で楽しみましょうね?」

そう言うと部長は笑顔を私に送ってくれる。
明日から始まる七色の日々、今週はいい事ばかりでありますように。



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