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希望の色



【二次創作SS】【黎翔×夕鈴】【恋人設定】

-*-*-*-*-*


 今日は陛下と久しぶりに下町に来ていた。少し寒くなってきたから
二人とも外套を着て道を歩く。途中お店によって商品を覗いてみたり
お土産を買ったり、久々の下町を楽しみながら歩いていた。
途中に小さいけれど露店やゲームの出店が出ていて街は
活気に溢れている。

「李翔さん、投げ矢しませんか?」
「……やめておく…。」

本気で少し残念そうにしながら落ち込む陛下を見てなにか
あったのかしらと首を傾げてみたけれど心当たりがない。


昼餉は時間が無いからお店に入らないで露店で買って食べることにした。
露店は色々な食べ物が売っていてどれにしようか少し悩みながら選んだ。
私はチマキ、陛下は串焼きを買った。それを路肩で座りながら食べる。
陛下はとっても美味しそうに串焼きを食べていたから思わず見とれていると
不意に右手を捕まれて「ちょっと頂戴」と言われて私の食べかけのチマキを
一口齧られた。そして代わりにと串焼きを差し出されたから食べかけの
串焼きを一口もらう。それがとっても恥ずかしくなってきたからちょっと
陛下から離れたらそのしぐさを見ていた陛下はクスクスと笑っていた。
そして食後に甘い物をと思って辺りを見渡して見るといい物が目に入った
陛下はさっきお肉を食べたから、丁度いいと思って一つ買った

それは小さな赤い実が10個くらい刺されてそれに飴をかけた冬だけの味
飴が太陽に光ってキラキラと輝いていた。

人気だから何本も店頭に置かれている。何本も集まっている様子を見て
ある木を思い出したというのも買った理由の一つ。

「李翔さん、これ一緒に食べませんか?」

「これは何? 夏の終わりの祭りの時に食べた物に似ているけど
 それより実が小さいね?」

「その時食べた物に似た味ですから食べてみて下さい。飴が溶けて
 しまうので、冬にしかこれは売っていないんです。」

そう言って差し出すと陛下は一つの実を食べる

「うん、美味しい。」
「甘酸っぱくて美味しいですよね?」
「うんそうだね」

一個一個実を交代に食べながらこの実に込められた言葉を思う。
その言葉をそっと呟くと陛下は真顔になっていたから聞いてみた。

「陛下どうされましたか?」
「ううん、なんでもない。そろそろ行こうか?」

そうして二人で私の家まで向かった。そのまま歩き進めて行くと何となく
隣を歩く陛下の外套をこっそり握ってみると直ぐに振り払われてちょっと
残念だなと思っていたら手を繋いでくれた。そのまま手を繋いで並んで歩く

冬だけれど陛下の手があたたかくて寒さなんて感じない。

何時か現実になってほしいと希望していた思いがもうすぐ現実になる
その思いは私のたった一つの恋

道ですれ違う人たちを見ながら思った。私達は今、すれ違う人たちに
どう見られているのかな。上司と部下? 恋人同士? それとも夫婦?

恋人同士か夫婦って見てくれたら嬉しいとこっそり思いながら歩く。


「希望か…」

そうこっそり李翔さんが呟いた気がしたけれど聞こえない振りをした
だって、そこはもう私の家の門の前だったから。

「父さん、青慎、ただいま!」








真心を貴方にの10話でほぼたった1行で終わった

「ようやく動けるようになり一度下町へ家族に挨拶をしに行った」

の部分をちょこっと書いてみようかと思って書いた物です

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